プラモデルより道主義だ。

イギリス空軍が1952年から部隊配備を開始したジェット戦闘機ベノムの全天候型を航空母艦で運用可能に改良を加えて開発したのがシー・ベノムでした。

ベノムにレーダーを搭載して全天候型としたタイプをベースに開発されたシー・ベノムは主翼を折りたたみ式とし、空母での離着艦に備えて、脚などの構造を強化、アレスティングフックを装備したり、水面下での脱出を可能とするキャノピーの採用など、空母での運用を可能とするための様々な改修が行われました。

また、ファイアーストリークという名前でも知られる空対空ミサイル、ブルー・ジェイミサイルを装備したことでも知られた機体です。

イギリス海軍で1954年から配備されると1961年まで活躍を続けたのです。

モデルは1/72スケールでシー・ベノムFAW.21を主翼下に搭載したブルー・ジェイミサイルとともに再現したプラスチックモデル組み立てキットです。

双ブーム形式の機体形状や前縁に後退角を持った主翼デザイン、並列2座席を採用したコクピットなど、独特なスタイルをリアルに再現。

加えてこのモデルでは新たにブルー・ジェイミサイルをモデル化。

主翼下に搭載されたブルー・ジェイミサイルの存在感がシー・ベノムのモデルにインパクトを与える仕上がりを演出します。

シー・ベノムの主翼は折りたたんだ状態、展張した状態を選んで組み立て可能。

機体表面の彫刻表現もレーザー加工などの技術を駆使してリアリティを高めます。

さらに、スライド金型や最新の金型技術による部品分割や一体化の組み合わせで実感ある仕上がりと組み立てやすさを両立。

第1世代の空対空ミサイル、ブルー・ジェイミサイルをセットしたシー・ベノムのモデルは飛行機モデルコレクションに欠かせません。

すでに発売中のシー・ベノムのベースモデルのほか、後継機、シー・ビクセンやベノム開発のもととなったデ・ハビラント・バンパイアなどと作り較べてみるのも楽しみです。

-主な特徴-主翼は折りたたんだ状態。

展張した状態を選んで組み立て可能エアインテークは実機を忠実に再現デカールはカルトグラフ製コクピット内部もリアルにモデル化。

キャノピーは開閉選択式アレスティングフックは飛行状態と着陸状態を選択可能ブルー・ジェイミサイルはシャープなスタイルをリアルに再現